神様の悪戯
家に帰る為にはまず、本校舎へ行かなければならない。
ただ、そこへ続く長い渡り廊下が最悪な気分に拍車をかける。
この渡り廊下、ほんの小さな屋根があって、後は地面から少し高いところにコンクリートで通路を作ってあるだけ。
さっきよりもさらに強くなった雨は容赦なくて、通路が今にも水に浸かりそう。
屋根はまったく意味のない物だ。
はぁ〜、、
もう少しまともな通路作ってよ。
これじゃ、傘が必要じゃん。
ぅぅー……
濡れながら帰るのは確定していても、さすがに今からびしょ濡れは避けたい。
どうしようかと考えを巡らせている間にも雨はどんどん強くなる。
干してきた洗濯物はもう一度、洗濯機行きが確定だ。
そんな事を思っていた私の視界は一本の桜を捕らえた。
・