王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~
「力抜けるか?」
「……でも……どうすればいいか分かんないよ」
痛みに顔を歪めながらそう言うと、小野君はあたしの頬を優しく撫でた。
「何も考えんな。俺に任せておけばいい」
その言葉があまりにも心強くて。
でも、余裕そうな小野君とは対照的に全く余裕のない自分が情けなくて。
「小野君……ズルイよ。どんな時でも余裕そうな顔してさ……」
思わずそう口にすると小野君はふんっと鼻で笑った。
「俺だって余裕ねぇよ」
そんな小野君の言葉に体中が熱くなる。
「……っ……」
小野君は壊れモノを扱うようにあたしを優しく抱き締めた。