タレントアビリティ
「風音さん」
「はい?」
「ちょっと電話入れたいけど、ごめん、いい?」
「ええ、どうぞ……」
とりあえず頼ろうかと、ポケットから携帯電話を取り出してプッシュ。メモリーの1番最初にあるその番号を呼び出して耳に当てると、ふわふわした声が聞こえてきた。
『もっしー、そえーっ。がっこーはどーしたのさ。またサボタージュ?』
「いやいや屋上ですって。あ、今風音さんも近くにいるからあまりこないだの件に関しての言及はパスで」
『りょーかい。あ、ご飯どーだった?』
「風音さんが喜んで食べましたよ、納豆キムチ」
『ニャハハハ……。だろーね、あれ女の子に人気なのよ』
「もう二度と俺には作らないで下さい。つーか作るなよ」
『あいよーっ。んで、わざわざ電話してくれたのは何で?』
冷やかしも予想通りだったとは流石は能恵。添はとりあえず溜め息をついて、スーパーがある方向を何と無く眺めてから言った。
「ほら、スーパーあるじゃないですか、ハッピーマート。あそこって休みですよね?」
『休みってゆーか無期限休業よ、誰かさんのせ・い・で』
「はぁーっ……。マジですか……」
『あ、やっぱそえが関わってたんだねぇ。そうま君もでしょ?』
「あのガキのせいで散々な目にあったのは、俺やハッピーマートだけじゃないっぽいです」
『まあまあ。きっと彼にも……、ごめん』
電話の向こう、能恵の纏う空気が変わったのが感じられた。息を飲む。初めてかもしれない、能恵のそんな雰囲気。
「はい?」
「ちょっと電話入れたいけど、ごめん、いい?」
「ええ、どうぞ……」
とりあえず頼ろうかと、ポケットから携帯電話を取り出してプッシュ。メモリーの1番最初にあるその番号を呼び出して耳に当てると、ふわふわした声が聞こえてきた。
『もっしー、そえーっ。がっこーはどーしたのさ。またサボタージュ?』
「いやいや屋上ですって。あ、今風音さんも近くにいるからあまりこないだの件に関しての言及はパスで」
『りょーかい。あ、ご飯どーだった?』
「風音さんが喜んで食べましたよ、納豆キムチ」
『ニャハハハ……。だろーね、あれ女の子に人気なのよ』
「もう二度と俺には作らないで下さい。つーか作るなよ」
『あいよーっ。んで、わざわざ電話してくれたのは何で?』
冷やかしも予想通りだったとは流石は能恵。添はとりあえず溜め息をついて、スーパーがある方向を何と無く眺めてから言った。
「ほら、スーパーあるじゃないですか、ハッピーマート。あそこって休みですよね?」
『休みってゆーか無期限休業よ、誰かさんのせ・い・で』
「はぁーっ……。マジですか……」
『あ、やっぱそえが関わってたんだねぇ。そうま君もでしょ?』
「あのガキのせいで散々な目にあったのは、俺やハッピーマートだけじゃないっぽいです」
『まあまあ。きっと彼にも……、ごめん』
電話の向こう、能恵の纏う空気が変わったのが感じられた。息を飲む。初めてかもしれない、能恵のそんな雰囲気。