タレントアビリティ
『家族はこの3人だけ。で、風音ちゃんのコンペティション出場記録は、あの2枚だけ』
「……ええっ!?」
『驚いた~? そりゃそっか。あんな才能持ってるのに、コンペティションとかコンクールとかに出てるの、7年前が最初で最後なんだよねー。でも、そうだから今、そえは風音ちゃんと知り合えたんだよ。フツーは音楽関係の高校行くから、ああいうのは』
「だけど、なんで……」
『そえの要求、そのいちっ!』
スライドが変わる。そこには何も映されておらずに、ただ無機質な文字で指示のみが書かれていた。「私の話を聞けぇ!」とだけある、有無を言わせない指示。
「話、聞きます」
『ん、さんきゅー。あのね、これって絶対的な秘密だから、文字メディアとかにしちゃったら危ないらしいのよ。だからー、声で話すね? あ、盗聴するような不届き者がいたらすぐにばれるから、ご心配無く』
さりげに恐い。ばれるからご心配無くと言われて、もし盗聴するような人がいれば、この時点で何らかの被害があるだろう。純白能恵の才能に、不可能は無い……、はず。添が知るかぎりの話ではあるが。
「……ええっ!?」
『驚いた~? そりゃそっか。あんな才能持ってるのに、コンペティションとかコンクールとかに出てるの、7年前が最初で最後なんだよねー。でも、そうだから今、そえは風音ちゃんと知り合えたんだよ。フツーは音楽関係の高校行くから、ああいうのは』
「だけど、なんで……」
『そえの要求、そのいちっ!』
スライドが変わる。そこには何も映されておらずに、ただ無機質な文字で指示のみが書かれていた。「私の話を聞けぇ!」とだけある、有無を言わせない指示。
「話、聞きます」
『ん、さんきゅー。あのね、これって絶対的な秘密だから、文字メディアとかにしちゃったら危ないらしいのよ。だからー、声で話すね? あ、盗聴するような不届き者がいたらすぐにばれるから、ご心配無く』
さりげに恐い。ばれるからご心配無くと言われて、もし盗聴するような人がいれば、この時点で何らかの被害があるだろう。純白能恵の才能に、不可能は無い……、はず。添が知るかぎりの話ではあるが。