タレントアビリティ
「欲求不満なの?」
「うわっ!」
能恵が羊羹を切って持って来た。添のリアクションを確認してから、深々と頷いてちゃぶ台の反対側に腰掛ける。
「いやいやいや、勘の能力があったら便利だなーって思ってただけですって」
「ほんとにぃ? 風音ちゃんの妄想とかじゃないのぉ?」
「何であんたはいつまでも風音さんを引きずるんだよ!」
「深い意味は無いっ」
「……へぇ、そーなの?」
「そーですよー」
抹茶羊羹をつまようじで食べながら能恵は添を冷やかす。自由自在に手玉に取られる添は哀れっぽいのだが、しかし能恵は完全に添を手玉にしているわけではない。
「のらりくらりとかわすわね、そえは」
「そうかな……。割と致命傷喰らったりしてますってば」
「コントロールするのは案外難しいのよ」
「自粛してほしいです」
「むーり」
「あっ、そう」
2つあった羊羹の1つを口に運ぶ添。甘い味が口じゅうに広がって、そしてやっと納豆キムチクレープの味が消えた。感じていた不快感の原因はこれだったのかと1人納得。
「さっきの続きだけどね」
「続いてたんだ」
「第六感が異常に発達してるかなーって、私はそうま君にたいして思ってる」
つまようじを壁のコルクボードに投げて突き刺す遊びを始める能恵。羊羹を切って口に運んで、そしてコルクボードへ。つまようじで絵を描きながら続けた。
「うわっ!」
能恵が羊羹を切って持って来た。添のリアクションを確認してから、深々と頷いてちゃぶ台の反対側に腰掛ける。
「いやいやいや、勘の能力があったら便利だなーって思ってただけですって」
「ほんとにぃ? 風音ちゃんの妄想とかじゃないのぉ?」
「何であんたはいつまでも風音さんを引きずるんだよ!」
「深い意味は無いっ」
「……へぇ、そーなの?」
「そーですよー」
抹茶羊羹をつまようじで食べながら能恵は添を冷やかす。自由自在に手玉に取られる添は哀れっぽいのだが、しかし能恵は完全に添を手玉にしているわけではない。
「のらりくらりとかわすわね、そえは」
「そうかな……。割と致命傷喰らったりしてますってば」
「コントロールするのは案外難しいのよ」
「自粛してほしいです」
「むーり」
「あっ、そう」
2つあった羊羹の1つを口に運ぶ添。甘い味が口じゅうに広がって、そしてやっと納豆キムチクレープの味が消えた。感じていた不快感の原因はこれだったのかと1人納得。
「さっきの続きだけどね」
「続いてたんだ」
「第六感が異常に発達してるかなーって、私はそうま君にたいして思ってる」
つまようじを壁のコルクボードに投げて突き刺す遊びを始める能恵。羊羹を切って口に運んで、そしてコルクボードへ。つまようじで絵を描きながら続けた。