タレントアビリティ
「才能って簡単にゆーけどさー。2種類あるって分かる?」
「天性のもの後天性のものか」
「あったりー。私は後者なの。それも異常なまでに後者に特化されたものだと、私は自分をそう判断してるのよね」
「でしょうね」
「まあ、基本的に才能って天性のものだけどね? でもまあとりあえず後天性のものだと仮定しましょうか」
絵が少しずつ輪禍を象り始めた。よくよく見ればそれは時計の絵。走馬に渡したカルティエの時計が恋しいのだろうか。
「んーっと、そうま君のものは天性のものなの。生れつき勘が強かった、みたいな具合に。私は自分で、勘を『強くした』ってこと。これが違いかな……。私でもよく分かってないんだけど」
「自己判断って難しいですからね」
「まーね。さ、そえ。買い物行ってきて」
スタァン! と最後に1本置いてから財布を渡す能恵。突然の展開に戸惑う添だったが、能恵の顔色がおかしい。
青白いし、赤い。てゆーかカラフル。冷や汗ダラダラで、これは尋常でない。
「いいですけど……。どうか、しました?」
「あの、あたっ、た」
「食べすぎですって」
添が買い物から帰るまで、きっと能恵は密室に封印。今日は胃腸に優しい材料にしてあげねばなと、添は財布を持って家を出た。
「天性のもの後天性のものか」
「あったりー。私は後者なの。それも異常なまでに後者に特化されたものだと、私は自分をそう判断してるのよね」
「でしょうね」
「まあ、基本的に才能って天性のものだけどね? でもまあとりあえず後天性のものだと仮定しましょうか」
絵が少しずつ輪禍を象り始めた。よくよく見ればそれは時計の絵。走馬に渡したカルティエの時計が恋しいのだろうか。
「んーっと、そうま君のものは天性のものなの。生れつき勘が強かった、みたいな具合に。私は自分で、勘を『強くした』ってこと。これが違いかな……。私でもよく分かってないんだけど」
「自己判断って難しいですからね」
「まーね。さ、そえ。買い物行ってきて」
スタァン! と最後に1本置いてから財布を渡す能恵。突然の展開に戸惑う添だったが、能恵の顔色がおかしい。
青白いし、赤い。てゆーかカラフル。冷や汗ダラダラで、これは尋常でない。
「いいですけど……。どうか、しました?」
「あの、あたっ、た」
「食べすぎですって」
添が買い物から帰るまで、きっと能恵は密室に封印。今日は胃腸に優しい材料にしてあげねばなと、添は財布を持って家を出た。