タレントアビリティ
「何のつもりだよ」
「ちょっと実験。いやあ凄いな第六感って」
「……うん? お前、どこでそれを知ったんだ?」
「能恵さんが考察した。そのリアクションからすると、どうやら当たりっぽいね」
「まあ、ね」
照れ笑いしてから、そして背後にあった消しゴムを掠め盗る。これまた直感らしい。どこまで出来るんだろうか。
「ボクはあらかた直感で生きてるなー。そ、お前の言う通りだって」
「そりゃまたどうも。ただね、年上をお前呼ばわりは無いだろうが」
「いいじゃん、どうだって」
「……それもそうか」
「で? お前何のつもりだよわざわざ」
「ん。走馬の犯罪行為をストップさせに来た」
「そりゃどーも。でも、これなきゃ生きてられねーんだボクは」
ポケットの電池と消しゴムを棚に戻して、走馬はふて腐れたように言った。
どうやら走馬の万引きは、彼にとって生きていく術のよう。第一電池に消しゴムといい、盗むものが実用的過ぎる。カルティエの時計は売りさばくためとあった。
「どういう事だよ」
「るせーな。お前に知られる筋合いなんて無いってば!」
「いやいや。万引き現場をごまかしたのは俺と能恵さんだし」
「あの白いねーちゃんの手柄だろーって!」
が、どうやらおかしい。声がキンキンと響き、様子が普通ではない。肩を荒らげ息を切らし、そして目をギラギラと輝かす。
嫌な予感がした。この感覚を第六感んと呼ぶのならばこれは当たる。
しかも今がまさに火事場だ。火事場で当たる第六感が添に告げている状況は、分かりやすくて理解したくないものだった。
「ちょっと実験。いやあ凄いな第六感って」
「……うん? お前、どこでそれを知ったんだ?」
「能恵さんが考察した。そのリアクションからすると、どうやら当たりっぽいね」
「まあ、ね」
照れ笑いしてから、そして背後にあった消しゴムを掠め盗る。これまた直感らしい。どこまで出来るんだろうか。
「ボクはあらかた直感で生きてるなー。そ、お前の言う通りだって」
「そりゃまたどうも。ただね、年上をお前呼ばわりは無いだろうが」
「いいじゃん、どうだって」
「……それもそうか」
「で? お前何のつもりだよわざわざ」
「ん。走馬の犯罪行為をストップさせに来た」
「そりゃどーも。でも、これなきゃ生きてられねーんだボクは」
ポケットの電池と消しゴムを棚に戻して、走馬はふて腐れたように言った。
どうやら走馬の万引きは、彼にとって生きていく術のよう。第一電池に消しゴムといい、盗むものが実用的過ぎる。カルティエの時計は売りさばくためとあった。
「どういう事だよ」
「るせーな。お前に知られる筋合いなんて無いってば!」
「いやいや。万引き現場をごまかしたのは俺と能恵さんだし」
「あの白いねーちゃんの手柄だろーって!」
が、どうやらおかしい。声がキンキンと響き、様子が普通ではない。肩を荒らげ息を切らし、そして目をギラギラと輝かす。
嫌な予感がした。この感覚を第六感んと呼ぶのならばこれは当たる。
しかも今がまさに火事場だ。火事場で当たる第六感が添に告げている状況は、分かりやすくて理解したくないものだった。