忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜



「イヤーー!!」


「ちょっ 鈴?」

「もっ くんなー!!」

「いっ痛いいたい!僕にも当たってる!!」

そんなに怖いお化け屋敷ではないのだが
鈴には十分怖かったみたいで

はしってくるお化けを見て 持っているカバンを振り回し…

お化け役の人も罪悪感からか鈴をなだめる僕に一礼して どっかへ行った


「鈴 もうお化けいないよ?だから大丈夫」
ニカッと笑い安心させる

「も〜 お化け…屋敷… イヤ…」

涙を溜め、眉が下がった姿はそれはそれは可愛いんだけど

無理して来させたようなモンだからなぁ…
まだ出口まで行ってないから
薄暗いここは落ち着かないかな…

「鈴、早く出ちゃお?僕にひっついてていいから」

下心はないからね、

うん

一応、きっと、多分ないよ


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