【冬】クリスマスナイト 〜ある少年の奇跡物語〜
おにいさんはニヤリと口角を上げると、片方の手でシルクハットのつばを掴んだ。
「では、冒険の旅へ参りましょうか。」
そしてそのまま窓から飛び降りると、青い傘を広げ、勢いよく上空に飛びたった。
もちろんのこと、僕もおにいさんの手を掴んでるから、つられて上空に飛び立つ。
「ぎゃあわぁああぁあ!!」
僕は手をバタバタと動かし、パニックになった。
だって地に足が着いてないんだもん!!
空飛んでるんだもん!!
「ムリムリムリムリぃぃ!!」
「もうさっきからうるさいですね大丈夫ですよ、力を抜いたら自然と浮きます。」
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