【冬】クリスマスナイト 〜ある少年の奇跡物語〜



おにいさんはニヤリと口角を上げると、片方の手でシルクハットのつばを掴んだ。



「では、冒険の旅へ参りましょうか。」



そしてそのまま窓から飛び降りると、青い傘を広げ、勢いよく上空に飛びたった。


もちろんのこと、僕もおにいさんの手を掴んでるから、つられて上空に飛び立つ。



「ぎゃあわぁああぁあ!!」


僕は手をバタバタと動かし、パニックになった。


だって地に足が着いてないんだもん!!


空飛んでるんだもん!!


「ムリムリムリムリぃぃ!!」


「もうさっきからうるさいですね大丈夫ですよ、力を抜いたら自然と浮きます。」



.
< 18 / 21 >

この作品をシェア

pagetop