だから、笑え
晴哉さん。
日和の親父の弟。全然似てない。穏やかな人で柔らかい物腰。童顔で丁寧な敬語口調。晴哉さんに懐いていた日和にもその口調は極自然に移ってしまったみたいで、幼い頃からもう馴染んでしまったらしい。
晴哉さんには俺は一度しか会った事はないけど、フワフワした雰囲気も身に纏う空気もふとした表情でさえ日和と晴哉さんはよく似ていた。
まるで、この二人が親子なんじゃないかと疑う位。
そして、
「…着いたな」
晴哉さんがいなくなったのは、3年前の冬。
日和が俺の手をギュッと握る。多分無意識だろうと思うけど、俺も強く握り返した。