この腕の中で君を想う



「でも少しくらい…「駄目です!!」」

僅かな期待を込めて言った言葉も水嶋にピシャリと遮られ、社長は子供のように口を尖らせた


「…ケチ」

「ケチで結構。聞き分けのない子供の躾をするのが私の役目ですので。

そういうことですから白山さんはそのまま帰ってもらって構いません。お疲れ様でした」


「あ…はいι」

なんだこの威圧感…

俺とさほど年は変わらないはずなのに

俺は水嶋に圧倒されて苦笑いでただ頷くしかなかった



「では、失礼します」

二人に向かって軽く一礼するとクルリと反転してドアの方へ足を運んだ




帰り際に

「また今度誘うからな!!」

という社長の言葉を耳にして扉は閉まった



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