この腕の中で君を想う
逃げる!?…てかその前にそんなすぐに決めろっていうの!?
「ちょっと勝手すぎるって…」
「1……」
私の抗議に構わず白山は目を瞑り、ゆっくりと数え始めた
「2……」
頬にあてられた手は流れるように下へいき、私の手と重なる
「3……」
やんわりと握られた手は少し力を入れればすぐに振り払えそうだった
「4……」
トクン…と心臓が跳ねる
なに動揺してるんだ…私
答えは決まってるじゃない
私が好きなのは冬夜
こんな誘いに乗ったら駄目だ