この腕の中で君を想う


どうしよう


迫り来る決断の時間が私の思考を鈍らせる


私は落ち着きを取り戻すようにゆっくりと目を閉じた



私は…

この人を信用したい

好きかどうかはまだ分からないけど…この人なら冬夜の事を忘れさせてくれるはず





…っていうのは

単なる綺麗事か



忘れるために利用する


こう言った方がしっくりくる



自分は弱い

たとえそれが甘い罠だとしても

今の私は差し伸べられた手を握ってしまうだろう

この孤独から逃れたいから




「……10」

タイムリミット


白山はゆっくりと目を開けた


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