この腕の中で君を想う
名前で呼ぶのは冬夜ぐらいしかいないのにいきなりハードル高すぎるι
「じゃあ…奏斗…さん?」
意を決してチラッと目だけ白山の姿をとらえると聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で名前を呼んでみる
白山は一瞬目を見開いたがすぐに目を細めて満足げに口元を歪めた
「まぁ…今は良いか。時間はたっぷりあるし、これから一つ一つ覚えれば…な」
独り言のように呟くと、ゆったりとした動きで顔を近付けてきて、私の口から伝った唾液を舐めとる
それから耳元で
「今更逃げるなんて言うなよ?」
言っても逃がさないけど…と恐ろしい一言を付け足して耳に唇を這わせた