この腕の中で君を想う
「ひぁっ…」
やんわりと耳朶を甘噛みされ、体中が粟立ったような感覚に襲われる
だが、それは恐怖や嫌悪感だけではなく…僅かに痺れるような甘い感覚も混じっていて
「ゃ…だッ…!!」
その感覚を信じたくなくて思い切り白山を突き飛ばそうとしたが、その前に白山がスッと離れて私の手は空を切った
「じゃじゃ馬のやりそうな行動ぐらいすぐに分かる」
「…はぁ!?じゃじゃ馬ってどういう意味よ!!」
フンッと鼻で笑われ、頬に赤が走る
「そのままの意味だ。覚えておけ、次そんな真似したら
・・・・
お仕置きだからな」
"お仕置き"と言った時の白山の表情は、一度見たら忘れることの出来ない悪魔のように冷酷な微笑みで
私は体が芯まで冷えていくのが分かった