この腕の中で君を想う
そんなのって…
「……非道だ」
立派な正当防衛なのに…なんて思ったがこの悪魔にはそんな常識は通用しないようだ
「褒め言葉として受け取っておく。
もう遅いし、俺はまだ少し仕事が残ってるから部屋に戻る。お前も早く寝たほうがいい。
じゃあ…おやすみ」
クスクス笑いながらそう言って私の頭を軽く二、三度叩くと背を向けて
キッチンを抜けるとリビングへ向かった
ドアノブを捻りバタンという音がして、段々と足音が遠ざかっていく
「……はぁ」
やがて何も聞こえなくなったのを確認すると一気に力が抜けその場に膝をついてしまった