愛、故に

「おっ、ひで!
何ナンパしてんの―?」



さっき話して仲良くなった
アユムが肩を組んでくる。



「初めまして―♪
オレ歩!アムって呼んで」



「あ、は……」



女は相変わらず固い表情のまま。



「で、何ちゃん?」



「さやかちゃんだって」



「へ―、さやかちゃんか♪」



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