たとえばあなたが
今日のBランチは、ハーフサイズのミートソースパスタ。
デザートにハーフサイズのチョコバナナパフェが付いている。
千晶はこのパフェが好物なので、迷わずBランチを選択した。
一方の萌は、Aランチを注文していた。
運ばれて来たプレートではオムライスが湯気を立て、イチゴパフェが彩りを添えている。
「そっちもおいしそうね」
と千晶が言うと、萌も、
「Bもおいしそう」
と瞳をキラキラさせた。
そして、一口ずつ交換した。
女同士ならではの食事風景。
忙しい仕事の合間の、楽しいひとときだった。
ふたりが料理をたいらげ、デザート用のスプーンを手にしたとき、
「そうそう、そういえばさ!」
と、さっき萌に『みっちゃん』と呼ばれた店員が、ふたりのテーブルに再びやって来た。