たとえばあなたが



今日のBランチは、ハーフサイズのミートソースパスタ。

デザートにハーフサイズのチョコバナナパフェが付いている。

千晶はこのパフェが好物なので、迷わずBランチを選択した。



一方の萌は、Aランチを注文していた。

運ばれて来たプレートではオムライスが湯気を立て、イチゴパフェが彩りを添えている。



「そっちもおいしそうね」

と千晶が言うと、萌も、

「Bもおいしそう」

と瞳をキラキラさせた。



そして、一口ずつ交換した。



女同士ならではの食事風景。

忙しい仕事の合間の、楽しいひとときだった。



ふたりが料理をたいらげ、デザート用のスプーンを手にしたとき、

「そうそう、そういえばさ!」

と、さっき萌に『みっちゃん』と呼ばれた店員が、ふたりのテーブルに再びやって来た。




< 175 / 446 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop