女王様はメイド様?!①【完】
「っでお前はいんの?」



「あたし?」


「ん。」



いるよ。ここに。あたしの目の前に。


気づいてよ。


好きだよ…。


好きだよ馬鹿…。


なんで気づいてくれないの?


なんていえたらどんなに楽なんだろう。



いえないから胸が締め付けられるように痛くなるんだ。


その治療法なんてとっくの昔にわかりきっているはずなのに、それをする勇気なんてあたしには…ない。


もっと近ずきたいのに。


翔の特別になりたいのに。


それはきっと叶わない。


だって翔には好きなひとがいるから。


ちゃんと大事な人がいるから。


あたしの出る幕なんてない。



”好き”たった一言が言えないだけでこんなに苦しいなんて…


あたし知らなかったよ。


こんなにも想っているのがツライのなら…



いっそのこと…





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