戦慄の魔説
洞窟のテントに入る


そういえばさっきシンシアが止めてくれた
お礼言わなきゃ


「シンシア~」

呼んでも返事がない

しばらく待つことにした


………10分後

シンシアが帰ってこない

嫌な予感がした俺は洞窟を見た


「シンシア~…シンシア!!」

温泉を見るとシンシアはぐったりしている

タオルも巻いてない状態だったためオロオロする


「度胸ねぇな~早くしないとまずいぞ」


銀狼に言われなるべく見ないように

抱き上げテントに運ぶ

毛布をかけタオルを冷やしおでこにのせた


しばらくしてからシンシアはゆら~と起き上がった


「ばかばか毛布」

上半身丸見えなため目をつぶる


すると抱きつかれ押し倒される形になった

「真実は真実だから」

そう言うと寝てしまった

「やばいよ!!」

離そうとするががっちり掴まれ離れない


「うぅ、銀狼助けて~」

「助ける意味ないだろ。チャンスだぞ。襲っちまえ。外は俺が見張っといてやる」


俺の分の毛布を俺たちにかけ笑いながらテントの外に出て行った
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