この出会いが奇跡なら-上-
―――――成斗。
あたしは、その成斗の優しさに少しでも触れる度に、あたしの心はもっと成斗に支配されていくんだよ。
成斗、好き。
これが最後の恋になればいいなって、そんな事まで思ってしまうよ。
「あたしも戻ろ」
未だにドキドキしてる胸を抑えて、あたしもみんなが待っている場所へと駆け足で向かった。
あたしが戻ると、そりゃ当然のようにあの森君もいるわけで。
そんな森君と一瞬目が合ったけど、あたしは怖くて目をフイっと違う方へ逸らした。
「桜、遅いよー。まだ回るとこあるのに、時間なくなっちゃうでしょ」
「ごめんごめん」