この出会いが奇跡なら-上-
それから色々と回って、お昼を食べ終わった頃、
何故かまたあの成斗に声を掛けられた。
「おい」
「…何?」
どうしてあたし、もっと明るく出来ないんだろう。
さっきだって助けてくれたのに。
「次、どこ行くの」
「え?…さ、さあ。愛子に聞いて」
「ふーん、あっそ」
成斗はそれだけ言うと、愛子の方へ足をスタスタと進めて行った。
「………」
くだらない。とゆうか、そんな事あたしに聞かなくてもいいんじゃないの?ってくらいの内容で。
ホント、何であたしに聞くの。
そんな事を小さい頭で懸命に考え込んでいると、何故か真衣が「こっちこっち」とあたしを手招きして来た。
あたしは、ちょっとした予想だけど、ああ。来たな。とそう感じてしまった。