この出会いが奇跡なら-上-
「じゃあ私たち、ちょっとお土産見てくるねー」
「あーうん」
そう言う愛子に、あたしもって言いたいところだったけど、せっかくの二人の時間邪魔しちゃ悪いと思い、あたしはギュッと口を閉じた。
あぁ、結局一人だ。
こうゆう時、成斗が居ればなあ。なんて、不意にそんな事を思ってしまう非常識なあたし。
そんな時時、いきなり後ろから「成宮」と声を掛けられた。
「………あ」
あたしがゆっくりと後ろへ振り向くと、そこにはあの森の姿があった。
「…なんか用?」