この出会いが奇跡なら-上-




「桜ー、誰と話してたの?」



「ん?あぁ、光輝とちょっと」



「あ、光輝かー」なんて愛子がそう言うと、何故か急にふにゃりとニヤけ出して、「何もらったのー?」とあたしに問いかけてきた。



「今から開けるとこ!」なんて言って、実は内心ワクワクしてるあたし。



「桜、昔から人からもらうプレゼント、すごく楽しみに開けてたよね」


「うん、だってなんかワクワクするじゃん」


愛子にそれだけ言って、奇麗にラッピングされた袋を開けてみると、




「わ、凄い」


可愛いハートのストラップが、キラキラと輝いて顔を覗かせた。




「へえ、可愛いじゃん」


そんな愛子言葉に同感しながら、あたしは光輝に貰ったものを上へと掲げてみる。




光輝、見かけに寄らずセンスいいなあなんて思いながら、あたしは早速携帯にそのストラップをつけることにした。




光輝にはまた何かお礼しないといけないな。

せっかく、あたしのために買ってくれたんだし。



「………」


でも、何であたしなんかの為にこんな素敵なもの買ってくれたんだろう?


光輝優しいから成斗達にも買ってるのかなあなんてそんな事考えながら、嬉しい時間はあっという間に過ぎて行った。






その数時間後、お風呂に入る5時を時計の針が差していた。



「私、先入ってもいい?」という真衣に愛子と二人揃っていいよーとそれだけ返す。



あたしも先入りたかったけど、入れたらいいかと思い、早速お風呂に入る準備をする。




< 186 / 203 >

この作品をシェア

pagetop