この出会いが奇跡なら-上-
え。話って何。何かすごく怖いんだけど。
学校に帰りたくないなあなんて思いながら、あたしは少しの不安を抱え飛行機に乗り込んだ。
「桜、見て!雲の上飛んでるよー」
「うわ、絶対嫌!それ嫌味!?」
「いーや。桜の高所恐怖症を直してあげようと思って」
「そんなことしなくていいよ」
「人がせっかく」なんて言いながら、窓の外を見だす愛子。
ああ、早く飛行機から早く降りたい。
さっき帰りたくないと言ってたのに、すごい矛盾してるななんて思いながら、あたしは斜め前の席に座る成斗へ目を向けた。
成斗、なんでメールくれたの?話って何?
嫌な方悪い方のことばっかり考えちゃうよ。
成斗が考えてる事、全然分かんない。
それからの2時間後、怖すぎる飛行機の旅は終わった。
けどそこからまた1時間バスに揺られ、学校へ戻らないといけない。
もうのあたし体はへとへとだ。