この出会いが奇跡なら-上-



―――それから3日が過ぎた頃。


その日まで何の情報も得られないまま、ただ時間だけが過ぎていく毎日。


今日こそは、と心に決めて、休み時間、昼休み、放課後を使って、ひたすら情報を手に入れるために、片っぱしから、色んな人に聞いていった。




「んー、中々見つからないね」

「…ああ」


その日の昼休みも、何もなく終わってしまった。


「放課後、また頑張ればいいじゃん」


笑顔の悠紀がそう声を掛けてきてくれた。

それにあたしは、「うんそうだね。」とそれだけ返して、あたしも微笑む。









「じゃあ私と皐月、西校舎から探してみるね」


「ありがと。じゃああたし達は、東校舎から探す」





その日の放課後、あたし達は、愛子と皐月、それからあたし、光輝、悠紀で二手に分かれて探すことにした。



「聞いてくか」

「うん」

「んじゃ、まずあいつ」






< 76 / 203 >

この作品をシェア

pagetop