この出会いが奇跡なら-上-
―――それから3日が過ぎた頃。
その日まで何の情報も得られないまま、ただ時間だけが過ぎていく毎日。
今日こそは、と心に決めて、休み時間、昼休み、放課後を使って、ひたすら情報を手に入れるために、片っぱしから、色んな人に聞いていった。
「んー、中々見つからないね」
「…ああ」
その日の昼休みも、何もなく終わってしまった。
「放課後、また頑張ればいいじゃん」
笑顔の悠紀がそう声を掛けてきてくれた。
それにあたしは、「うんそうだね。」とそれだけ返して、あたしも微笑む。
「じゃあ私と皐月、西校舎から探してみるね」
「ありがと。じゃああたし達は、東校舎から探す」
その日の放課後、あたし達は、愛子と皐月、それからあたし、光輝、悠紀で二手に分かれて探すことにした。
「聞いてくか」
「うん」
「んじゃ、まずあいつ」