野良ライオンと文系女の猛獣使い
馬鹿馬鹿しいかも知れないが、私にとっての日常はこんなところだった。
過干渉気味の兄や親友、なんとなく親友に似てきた妹を適当にあしらいながら過ごす日々。
特別な幸福も不幸もないまま、高校を卒業し大学生になって。
新しい環境は何かを変えてくれるかな、と思わせてくれたけど、結局高校生だった時とあまり変わってなかったり。
「やー、大学生になってもあんまし変わんないもんだよねー」
とは、親友──もとい加奈子の言葉で、お察しの通り同じ学校を受験して、見事に合格していましたとさ。
「変わんないのは、アンタと一緒にいるからな気もするけどね……」
「それは褒め言葉?」
「どうとでも」
適当に応えて、歩き続ける。
自分が変わらなきゃ環境は変わらない、とは誰の言葉だったか?
うん、全くその通りだ。
大学生になったのを機に独り暮らしを始めた以外は、何一つ変わってない私の環境は、実際それ以外、高校時代から変わってない。
「ま、変わることが必ず良いこととは限んないけど」
「ん?なに?」
「別に」
新生活に慣れるまで、今までと変わらない加奈子の存在がありがたかったのは事実だし。
放っておいてもグイグイ引っ張ってくれるし。
大学生活も一年目が終わろうか、という今現在では、高校時代よろしく『ちょっと面倒くさい親友』という位置に戻ってきているけど。
というか、そこ!いきなり3年以上時間が進んでるとかいうツッコミ禁止!
「あざとちゃん?何か怖い顔してるけど、どったの?」
「……なんでもないわ」
兎にも角にも、あまり環境も私自身も変わってないのだ、ホントに。
それはつまり、恋人と呼ばれる種類の知人が出来なかったことを意味していたり。
で、前述したけど、加奈子は過干渉気味。
その上、この手の話題は大好きだから、
「それにしても、大学生になってもうじき1年が過ぎるというのに、あざとちゃんには何故に彼氏が出来ないかね?……変わんないなー、とは言ったけど、アタシはあざとちゃんの将来が心配じゃー」
と、こうなる。
何の前触れもなくこの話題を展開してくる、半ばパターン化してしまったやり取りは、何とかならないだろうか?
過干渉気味の兄や親友、なんとなく親友に似てきた妹を適当にあしらいながら過ごす日々。
特別な幸福も不幸もないまま、高校を卒業し大学生になって。
新しい環境は何かを変えてくれるかな、と思わせてくれたけど、結局高校生だった時とあまり変わってなかったり。
「やー、大学生になってもあんまし変わんないもんだよねー」
とは、親友──もとい加奈子の言葉で、お察しの通り同じ学校を受験して、見事に合格していましたとさ。
「変わんないのは、アンタと一緒にいるからな気もするけどね……」
「それは褒め言葉?」
「どうとでも」
適当に応えて、歩き続ける。
自分が変わらなきゃ環境は変わらない、とは誰の言葉だったか?
うん、全くその通りだ。
大学生になったのを機に独り暮らしを始めた以外は、何一つ変わってない私の環境は、実際それ以外、高校時代から変わってない。
「ま、変わることが必ず良いこととは限んないけど」
「ん?なに?」
「別に」
新生活に慣れるまで、今までと変わらない加奈子の存在がありがたかったのは事実だし。
放っておいてもグイグイ引っ張ってくれるし。
大学生活も一年目が終わろうか、という今現在では、高校時代よろしく『ちょっと面倒くさい親友』という位置に戻ってきているけど。
というか、そこ!いきなり3年以上時間が進んでるとかいうツッコミ禁止!
「あざとちゃん?何か怖い顔してるけど、どったの?」
「……なんでもないわ」
兎にも角にも、あまり環境も私自身も変わってないのだ、ホントに。
それはつまり、恋人と呼ばれる種類の知人が出来なかったことを意味していたり。
で、前述したけど、加奈子は過干渉気味。
その上、この手の話題は大好きだから、
「それにしても、大学生になってもうじき1年が過ぎるというのに、あざとちゃんには何故に彼氏が出来ないかね?……変わんないなー、とは言ったけど、アタシはあざとちゃんの将来が心配じゃー」
と、こうなる。
何の前触れもなくこの話題を展開してくる、半ばパターン化してしまったやり取りは、何とかならないだろうか?