境界上
.


「っ!」


いきなり飛び込んできた背後からの低い声に、アタシの肩が思い切り跳ねあがる。


「もう遅いんだし泊まってけばいいじゃん」


だが、そんな挙動など気にする素振りもない蓮は、ただ一言そう放ってアタシのカラダをいとも容易くベッドへと引き戻す。



――止めてよ。



「……今日は家でミオが待ってるの」


「マスターが見かねて俺に連絡してくる位、店で泥酔してた癖に?」


「…………。」







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