恋は私の原動力
申里との電話から3ヶ月

「また電話してこいよ」

と言われたけれど、中々電話出来ない…

考えてたら半年が過ぎた

「申里君沖縄行くらしいよ」

千夏から聞いた…

詳しく聞きたくて…それをネタに、酔いにまかせて電話してみる

「…はい…」

やば疲れてる声だ…

「今大丈夫…?」

「…うん…」
「凄い疲れてるね」
「うん疲れてる…」
「ごめん、別に用事はなかったんだ…また今度かけ直すよ」

「いや、大丈夫だよ!どうした??」
「電話しようと思っても、忙しいかなって思ったら中々出来なくてさ…千夏から沖縄に行くみたいだって聞いたから詳しく聞きたくて」

「いつでもかけて来ていいのにさ」

うわぁん優しいやつ
!全然大丈夫そうじゃないのに相手してくれる…変わってない申里。

「健太が先に、沖縄行ってて。健太とバンドしようと思ってるよ、早士も頑張ってるか?俺も頑張るから一緒に頑張ろうな」

「…うちはどうかな…」

「なんで??頑張れよ〜」

「ハハハッまぁ…ね頑張るよ〜ごめんね疲れてるのに電話して」

「いいよ、寝てたら出ないし、出れたら出るし、着信あればかけ直すし」
「ありがとう」
「おう、いつでもいいから電話してこいよ」

申里…

私、結婚するなら申里みたいな人がいい…

ただ声が聞きたくて電話したのに、申里は少し弱音をはいた私にきっと気を使ってくれたんだね…

寂しい時、癒されたい時、元気がほしい時、申里の声を聞くだけで全てみたされてしまう…

でも
また当分、申里に電話する勇気はでてこないんだよ


あなたは近いようで遠いよ
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