僕は君のもの
眉を下げる恭ちゃん、遠くからそれを笑うヤマ。
ありふれた高校1年生の風景。
直ちゃんがこの中にいたらどうなってたんだろう。
美紀と同い年で、同じ学校に通い、同じクラスで、毎日顔を合わせて、授業を受けて、ふざけ合う。
きっとこの距離がいけないんだ。
直ちゃんが美紀よりも年上だから。
美紀のそばに居てくれないから。
だから、
だから美紀の気持ちが宙ぶらりんになる。
美紀の直ちゃんに対する気持ちは思い出なのか、現状なのか。
好きって一体なんだろう。
恋って一体なんだろう。
今、誰の顔を浮かべればいい?