僕は君のもの



眉を下げる恭ちゃん、遠くからそれを笑うヤマ。



ありふれた高校1年生の風景。



直ちゃんがこの中にいたらどうなってたんだろう。



美紀と同い年で、同じ学校に通い、同じクラスで、毎日顔を合わせて、授業を受けて、ふざけ合う。




きっとこの距離がいけないんだ。



直ちゃんが美紀よりも年上だから。



美紀のそばに居てくれないから。



だから、



だから美紀の気持ちが宙ぶらりんになる。




美紀の直ちゃんに対する気持ちは思い出なのか、現状なのか。






好きって一体なんだろう。



恋って一体なんだろう。



今、誰の顔を浮かべればいい?










< 122 / 245 >

この作品をシェア

pagetop