僕は君のもの
それでも美紀は雨が降ると直ちゃんの部屋の前にいた。
会わずにはいられない。
その顔を見たい。
その声を聞きたい。
「おはよ。」
直ちゃんはいつもそれだけ言って美紀を招き入れてくれる。
そして自分は昼まで眠る。
そんな直ちゃんを眺めるのが好きだった。
そんな時間が今の美紀の幸せだった。
「あー。よく寝た。」
「おはよぉ。」
直ちゃんが起きると美紀はお弁当をレンジに入れる。
そして直ちゃんがやかんでお湯を沸かす。
「今日はラーメン?うどん?」
「うどーん!!」
冷蔵庫からお茶を取り出しながら答えた。