僕は君のもの
またその笑顔が見たい。
それだけの好奇心で美紀は恵梨香ちゃんにくっつくようになった。
彼女は迷惑そうな顔もせず、だからといって必要以上に仲良くもせず美紀と接する。
ただ一緒にいるだけ。
そんな表現が一番しっくりくる関係だった。
「明日ね、彼氏の誕生日なんだ。」
「ふ~ん。」
「何プレゼントしたら喜ぶかなぁ。」
「さぁ?」
美紀たちの会話はいつもこんな感じで美紀が一方的にしゃべるだけだった。
その光景は傍から見たらすごく奇妙なんだと思う。
あからさまに不愉快な顔で美紀たちを見る人がいた。
好奇心だけで見ている人もいた。
でも美紀はそんな目ももう気にならない。
二人でいるってこんなに落ち着くものなんだな。