秘密の★オトナのお勉強②
ルール説明が終わると同時に、一斉にゲストの調理が始まった。
―――制限時間は、一時間。
その限られた時間の中で、いかに効率的に、かつ美味しい料理を作れるかが、この番組のミソなのだ。
「隼人、テーマに沿ったメニュー、どうするか?」
幸い、あたし達が居る場所は、貞永と隼人が調理するキッチンと近い為、行動はもちろん、会話の内容まで聞き取る事が出来る。
貞永が顎に手を添えながら考えていると、隼人が満面の笑みを浮かべながら、…口を開いた。
「光輝、俺にいい手があるよ?」
「いい手…?」
標準語の隼人、なんだか気持ち悪い…。
…じゃなくて!!
隼人の言う、「いい手」がどうしても気になってしまう。
「俺に任せろよな、光輝」
.