秘密の★オトナのお勉強②



大急ぎでスタジオの外にある廊下に出ると、震えが止まらないケータイを乱暴に開き、通話ボタンを押した。




「もしもし!?」



「あ、中森さん、お疲れ様です。今ちょっといいですか?」




―――良いワケないだろうが!このチョイS上司ーっ…!!


そう口に出したかったけど、小西さんはハッピードリームのお偉いさん。


溢れる想いを必死に抑えて、あたしは無理矢理笑顔を作った。




「だ…ダイジョウブ…です!」



「そうかいそうかい、ハハッ!」




…ハハッ!じゃないわよ!

お願いだから、早く用件を済ませて下さいってば!!


あたしは一刻も早くスタジオに戻って、貞永と隼人の監視をしなきゃいけないのに!


菊池は、最初の頃よりマシにはなったものの、まだまだ使い物になりそうにないし…



どうしよう、困ったぞ。




.
< 173 / 412 >

この作品をシェア

pagetop