秘密の★オトナのお勉強②
大急ぎでスタジオの外にある廊下に出ると、震えが止まらないケータイを乱暴に開き、通話ボタンを押した。
「もしもし!?」
「あ、中森さん、お疲れ様です。今ちょっといいですか?」
―――良いワケないだろうが!このチョイS上司ーっ…!!
そう口に出したかったけど、小西さんはハッピードリームのお偉いさん。
溢れる想いを必死に抑えて、あたしは無理矢理笑顔を作った。
「だ…ダイジョウブ…です!」
「そうかいそうかい、ハハッ!」
…ハハッ!じゃないわよ!
お願いだから、早く用件を済ませて下さいってば!!
あたしは一刻も早くスタジオに戻って、貞永と隼人の監視をしなきゃいけないのに!
菊池は、最初の頃よりマシにはなったものの、まだまだ使い物になりそうにないし…
どうしよう、困ったぞ。
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