秘密の★オトナのお勉強②
どのくらい時間が経ったのだろう。
延々と小西さんの話を聞いていたあたしは、頷く事も忘れ、ただケータイを耳に当てていた。
ボーッとする脳みそに残っているのは、「大事な仕事の収録中」という、必要事項のみ。
「じゃ、そろそろ電話を切りますよー、中森さん」
そんな言葉が耳に入ってきた途端、あたしの頭は活発に動き始める。
…まるで、その言葉を待っていたかのように。
「切ってくれるんですか!?」
「中森さんが退屈そうなので、しょうがなく切ってあげますよ」
小西さん、やっぱりアナタは神です!空気読めないとか、ヒドイ事言ってごめんなさい!全国民に謝ります!申し訳ありません―――っ…!
そんな、他人には、理解しがたい気持ちを抱えながら、あたしは素早く電話を切った。
全身に、予想以上の疲労が溜まる。
だけど、今はそうやってウダウダしている暇はないんだ!!
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