秘密の★オトナのお勉強②



「スタジオ戻らないと!収録終わっちゃう…!!」




意識がハッキリした事を確認すると、あたしはそんな叫び声を上げながら、大急ぎでスタジオへと戻る。


…途中放心状態で、貞永の存在を忘れていました、とは、死んでも本人には言えない。



早まる気持ちを抑えながら、あたしはゆっくりとスタジオへと繋がる扉を開ける。


ざわつくスタッフ達を掻き分けて、あたしは菊池の姿を発見すると、大急ぎで近付いた。




「き…菊池!」



「あ、中森サン。随分と遅かったッスね」



「そうなのよ…。で、今の状況は?」



「もう調理時間は終わりました。後は、料理の発表だけッス」




という事は、あたしは一時間も、小西さんと電話していたという事になる。


記憶が曖昧だから、あまり実感は無いんだけど…。




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