秘密の★オトナのお勉強②
「どこにも行かないよね?」
「あゆ…?」
「またあたしを、一人ぼっちにはしないよね?」
枯れる事無く次々と出てくる、不安たっぷりの言葉は、ただ貞永を困らせてしまうだけだと分かっているのに。
それでも、あたしは止める事が出来なかった。
いや、
止める方法を知らなかった―――
「大丈夫だから、あゆ」
「へ?」
ハンドルを持つあたしの手に、そっと貞永の手が添えられる。
危ないと思う反面、話して欲しくないという欲張りな願望が、あたしの中を支配する。
「俺はあゆに何も隠し事なんかしてねぇし、ハリウッドだってあゆを置いていったりしない」
「貞永…」
気付いてたんだ。
あたしが感じてしまった、不安を。
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