姫のような王子様








放課後1人でポツンと待つ。





まるで悴と別れたあの日みたい。






ガラガラッ



ドアが開いた。





その先にいたのは悴で。





会いたくってしょうがなかった。



遥ちゃんわ?




ううん。そんなのどうでも良かった。





嬉しくて涙が出て来た。




「・・・・・・・悴。・・・今でも・・・・・・好き・・・だよ。」




悴は私を呼ぶ。






「北条。」




え?



なんで名字なの?





「北条!!北条ってば!!!。」















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