甘味処
「ぷ。顔赤すぎだろ。」


口を押さえて笑うのをこらえてる。
くやしい。


「っ!赤くなんかない!馬鹿!」



「赤いだろ。りんごみてぇ。あー…それ以上だな。」



「うっさい!りんご以上なんてありえないわよ!」




(否定するところそこかよ…)




「クス…仲良しなのは変わってないのね。」




「は?」


「へ?」




「小さい時から叶愛は星桜くんや宙くんにぴったりで…そうね。特に星桜くんとは仲よさそうにしゃべってたわねー。」



ちょ!
何言いだしてんのよ。お母さん…!



「叶愛が馬鹿だからな。見てて親みてぇになるんだよ。おばさん苦労しますね。」



「はぁ????」


ニヤニヤと話す星桜の横であたしはあるいみ驚いてる。
あんたも何!?
なぜあたしをバカ呼ばわりする!馬鹿なのはどっちよー!




「そうねぇ。このこあぶなっかしいでしょ?・・・」



「ちょ!!!」




「ですね。前も女子と男子の喧嘩の所で割って入ってきたんです。びっくりしましたね。」



「あらぁ。馬鹿ねぇ。」



二人でニヤニヤ笑いながらあたしを見てくる…うざい。




さっきまでの感動的話しはどこいったの…?




「馬鹿ですね。」


ばかバカ馬鹿って…あたしは馬鹿じゃないわよ!

成績だって…普通なんだか…「前のテストの点数聞いてますか?」




ニヤっと意地悪な笑顔でお母さんに聞いてる。



「しらないわ。…テストあったのね。」


「教えます、叶愛は…数学が…」


それは!!


「言わないでーっ!」


星桜の口を手でふさぐ。



「おま・・・・・っ」




苦しそうにしてるけど、今のあたしには関係ない。



「お、お母さん!こんな時間!星桜帰らなきゃ!ね!?」




そう言って星桜の手を引いて玄関まで走った。




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