甘味処
教室まで戻ろうと振り返ったら
腕を掴まれた


「俺も一緒についていく」



「宙!いいの?」


大翔達といかなくていいのかな?


「いいよ。ほら、早く探そ」


「う、うん」


廊下をすみずみまで見るけど




ない・・・・





ない・・・



ない・・・・・




ないじゃん!



なんでないの?



そんな吹っ飛ばしてないよ!あたし!



30分は探してる。
机の中みたり、また廊下にもどったり、


なんでないのよ・・・。




あれは…


大切なものなのに。




お母さんと仲直りってことで
おそろいで買った奴。


マザコンみたいかもしれないけど
お母さんとあまり接点がないあたしにとって、すっごいうれしい物で。大切で…。




あたしが俯いて丸くなってると
視界いっぱいに広がるくまさんの顔。



「っ!」



あたしは見えた瞬間パッととった。




「あったな。よかった。」



顔をあげると
ニッコリとほほ笑んでる宙がいた。



神様!宙が神様に見えますよ。。



「宙ーっありがと!」



感動してぎゅっと宙に抱きついた



宙はあたしの背中に手をまわして
ポンポン叩いた。



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