超溺愛ブラコン妹の彼氏
「私、皆に愛されてすっごくしあわせです。行ってきます!!」

反対側を向き駆け出した。



☆空那・世那・実雷・萌夢

「萌ちゃん、みー君見つかった?」

「携帯繋がらない!美景、どこいんだょ!?」

俺の携帯が鳴り出ると実雷で

「どこにもいないょ?ん!?あっ旧校舎があるか!行ってみるょ


昼飯返上させてゴメンな。

心の中で謝った。

「わりぃな?」

「見返り期待してるから♪」

って一言言われ切られた携帯。

何だょ見返りって?

俺のキスでもかまわねぇか?

「旧校舎かぁ。紗輝ちゃんは…どこ探してるんだ?まさか…ヤミクモに走ってるだけ、か!?」

「あわてんぼうのサンタクロースならぬ紗輝ちゃんだからね」

「空那、のんきな事言ってる場合じゃねぇだろ!?」

郁斗は瑛太・黒子達を集め指示し動かした。

「萌那、ありがとな?」

「いえいえ。うまくいくといいね。世那のメイクに真剣な顔もいいけど郁斗のあんな姿初めてみた」
「私も!会長にあんな事されたら失神します」

「心配ご無用。郁斗の眼中には紗輝ちゃんだけだから」

「ですょね〜」

笑いの渦が出来た。

そんな時メールのメロディーが鳴り

'紗輝ちゃん捕獲。旧校舎に連れてくょ'

実雷からだった。

'頼む'と返信。

「美景、やっぱ旧校舎にいるらしい。見かけた奴いるって。俺も行って来る」

「悪いな、萌ちゃん」

「世那先輩、俺も紗輝ちゃん大好きだから。2人の想いは同じだし。行ってきます!」

駆け出し数歩したとこで足をとめ
「空那先輩、もし駄目な時は俺の彼女として連れてきますから。そしたら義理の弟にして下さいね♪」

ムカつくような笑みを向け再び駆け出した。

なんだょ義理の弟って?

「これで愛が実らなかったら悲恋だな?」

「お互い同じ想いなのに…想いすぎて…絵に書いたような2人だもんな。まぁハッピーエンドだろうけど」

「さっきの郁斗なかなかだったょ。女子メンバーの瞳がハートだったからな。この際キャラかえたら?」

「まぁ今さらかえても紗輝ちゃんを手に入れるのは無理だけどな?エロは卒業出来そうだけど」
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