続・天使が舞い降りた。

俺は聞きなれたその声に慌てて振り返る。

そこには微笑む凛が立っていた。


「…凛!?」


今の全て聴かれていたのかと思うと、俺は急に恥ずかしくなった。

凛の前でギターやピアノを弾くことはあっても、歌声を聞かせたことなんてなかったから。


「やっぱ俊介さんが歌わなきゃ、ダメだね!」

「悪かったなー、オンチで」

「そこまで言ってないもん」

「…でも、何でここに?」

「山村さんに聞いたら多分ここじゃないかって。酷いよー、待っててって言ったのに!」

凛は少し怒ったように微笑んで、俺の横に腰を下ろした。

< 183 / 213 >

この作品をシェア

pagetop