続・天使が舞い降りた。
「今日9時からのドラマ、凛ちゃん出るって知ってる? 録画予約はしてるけど見なきゃ」
「ああ、聞いたけど」
連ドラにゲストで1話だけ出るって聞いてたけど、今日放送だったのか。
「…はい!」
ビールとおつまみを持って美紀がテーブルに座る。
「ありがと」
ドラマが始まって、美紀はTVに噛り付くように真剣に画面を見つめている。
「おー、出た出た!!」
画面に映し出された凛の姿を見て感無量の様子。
「ホントにおかんだな、美紀」
「だってこのドラマすごい人気なんだよっ! 月9だよっ! すごいことだよね」
「まあ…」
俺はボーッと画面を見つめる。