双子悪魔のホームステイ
「やばいって……ディザス君を元に戻す方法が無いってことですか?」
両手をギュッと握りしめ、不安そうにクレイを見つめる結祢。
クレイはその質問に、首を横に振る。
「いや、方法はある。だが、その方法を実行するには……」
「んっ……?」
クレイの視線を感じ、星駆はぼうっとした表情は変えずに小首を傾げる。
「空浪……お前は結祢を守るためなら大嫌いな悪魔に手を貸すことも厭わねえか?」
「結祢ちゃんを守るために悪魔と共闘……。」
星駆はクレイの言葉を自分なりにまとめ、チラとディザスに目を向ける。
ディザスは感情を持たないような無機質な表情のまま、漆黒の球体の二つ目を作成中だった。