双子悪魔のホームステイ
「俺……天界人の禁忌ってやつの一つを、破ろうとしてるから。破ったら、下界には留まれなくなるってわかってるのに……。」
「えっと……それはどういう項目なんですか?ディザス君が嫌でなければ、教えて頂き……」
一瞬にして、結祢は言葉が継げなくなっていた。
自分の唇にディザスの唇が押し当てられていたからである。
ディザスはまるで壊れものを扱うように、結祢の背中に軽く手を回して目を閉じている。
「……。」
結祢は突然のことにどう反応すればいいのかわからなくなっていた。
顔は火が出そうなほど紅潮し、体は完全に硬直してしまっている。
…………。
数秒間の静寂の後、ディザスはゆっくりと結祢から離れた。