双子悪魔のホームステイ
「離しやがれ、トライプ!」
「冷静になって下せえ、旦那!旦那はまだ、飛べる状態じゃ……ほら、言わんこっちゃありやせん。」
うっ……とうめき声を上げて壁によたれかかったクレイを見て、トライプはハアアと深い深いため息をついた。
「あ、あの……大丈夫ですか、クレイ君?」
「大丈夫に……見えるなら……おまえの目は……節穴だ。」
「す、すみません……。」
クレイはトライプの手を振りほどき、結祢を見上げて怪訝そうに眉をしかめた。
「……もう泣き止んだのかよ?現金な奴だな、おまえ。」
「お二人が暴れるものですから、驚いて涙も引っ込みましたよ……。」
「すいやせんね、お嬢。旦那が無茶苦茶なこと言うもんでやすから、柄にもなく取り乱してしまいやした。」