双子悪魔のホームステイ


俺様のせいにすんなよとクレイから非難の声が上がったが、トライプは構わず続ける。



「一段落したところで……お嬢。ディザスの旦那と何かあったんでやすかい?」


「……はい。ディザス君が出て行ったのは、私のせいだと思います。」


「お嬢のせい?」


「……ディザス君が言っていたんです。禁忌を破りそうになっていると……。禁忌を破ったら、下界には居れなくなるとわかっているのにって……。」


結祢の話を黙って聞いていたクレイは、ディザスの阿呆が……と小さく悪態をついた。



「お嬢は……言われたってことですかい?ディザスの旦那に“好きだ”と。」


「い、言われてはいませんけど……。」


「だったら、まだ破ってねえじゃねえかよ。戻って来たい気持ちはあるっつうことか……。それとも……?」
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