双子悪魔のホームステイ



「問題はこれからどうするか、だ。トライプ……ディザスの動向を探れるか?」


「任せなせえ、旦那ぁ。クレイの旦那の代わりに、ちゃーんとディザスの旦那を連れ戻して来やすから!」


トライプは威勢の良い返事を返すと、善は急げとばかりにフッと姿を消した。



「き、消えちゃいました……。」


「消えてねえよ。人間には見えねえくらいの高速で飛んでっただけだ。高速飛翔は、トライプの十八番だからな。」


クレイの説明に、結祢はへえと感嘆の声を漏らした。



「トライプの奴は見た目は頼りねえけど、腕は確かだ。半日と経たねえ内にディザスをここに連れ戻してくるだろうよ。」


「はい……。私もそう思います……。」


「思ってんなら、そんな情けねえ顔すんじゃねえよ。俺様の調子が狂っちまうだろうが……。」
< 284 / 345 >

この作品をシェア

pagetop