双子悪魔のホームステイ
「それくらい待ち望んでいるということじゃ!わしとそなたの愛の……」
「お黙りなさいませ!愛などという言葉を、わたくしとの間に使わないで下さいますこと?おぞましくて鳥肌が立って来ますわ……。」
両手で自らの体を包んでぶるりと身震いするロールに、閻魔はひどいのうと肩をすくめてみせた。
その時、マグマがコポコポと音を立て始める。
「おおっ!この兆候は、遂に……!」
「……ようやく、時が来たようですわね。」
閻魔は歓声を上げて両手を摺り合わせ、ロールは僅かに口元を綻ばせた。
マグマはいよいよ激しくゴッポゴッポと煮立ち、中から七色の光が溢れてきた。
そして、どこからともなくマグマにガァンと稲妻が落ちる。
「ふおっ!?」
「……っ。」
マグマから目も眩むばかりの激しい光が発生し、閻魔とロールは利き腕で顔を覆う。
すぐに光は収束したが、代わりにマグマの前には一人の青年悪魔が俯いて立っていた。
「な、何と雄々しいのじゃ……。」
「及第点、というところですわね……。」