双子悪魔のホームステイ


ディザスはロールの質問には答えず、左手の平をロールの胸部に向けた。

その手に徐々に灰色の光が集まり始めたことに気付いたロールは、



「……ふふっ、さすがはわたくしの息子ですわ。防護魔法、シェルハウス。」


意識を集中し、防護魔法を発動させる。

それとディザスが攻撃魔法を発動させたのは、ほぼ同時だった。



「な、何じゃ……ぬおうっ!?」


ディザスの手から放たれた灰色の光は、無数の槍となってロールと閻魔の頭上に降り注がれたのだ。


だが、いち早く防護魔法を唱えたロールには、一本も当たらない。

シェルハウスが槍の衝撃を吸収してくれているのである。


一方、閻魔はというと



「ふおい!ぬうっ!ひゃっ!とぅい!」
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